書き・1999/10/9
フロレアール 〜すきすきだいすき〜
シナリオ |
キャラ |
音楽 |
システム、操作性 |
それ以外のなにか |
75 |
75 |
80 |
85 |
75 |
音楽/CD 音声/あり 修正ファイル/なし
- ストーリー、ゲーム性とか・・・
- とある心の病を負った主人公が、灯台守をしながら平和に暮らしていく。一緒に暮らすメルンとの、
なんのことはない平凡な生活。そんな生活の中で主人公は・・・。
という、表向きはこんなストーリー。しかし実体は・・・。
クリアするごとに選択肢が増えていくというノベルタイプのゲームなのですが、そうして徐々に謎が解けていくどころか、
逆に謎が深まってゆきます。・・・まあ、最後にはしっかりとまとまりますが。
あと、1つのシナリオごとにかなりエッチ度が違います。時として猛烈に厳しかったりはするのですが
・・・まあ、それほどアッチの世界には行っていない筈ですので、それは問題ないでしょう。
- 曲とか・・・
- けっこういいです。
9曲と、数こそは少し少な目ですけど、ゲームの舞台はほぼ1カ所(住んでいる家)で主人公以外のメイン
キャラが1人だけということもあってか、とくに少ないとは感じませんでした。場面にもよく合っていて、
曲の切り替わりもいい感じです。
私的には、けっこう感動もしました。ただ場面にあっているだけではなく、その曲の効果によってより感動
できる、そんな曲です。微妙に某ONEと似ている感じはありますが、それを気にしてはいけません。
ただ1つ残念なのは、超絶にいい曲がなかったことです。1曲でもそういうのがあると、全体としての評価
も格段に上がっていたのですけど・・・。
そしてお気に入りは「擬固する時間」。ものすごくいい雰囲気を出しています。
- システム、操作性とか・・・
- けっこう快適です。
オプションメニューは右クリックで出るタイプで、あるべきものは一通り揃っています。早送りは未読箇所
でしっかりと止まります。
音声とBGMの設定が個別にできるのも、私としては評価が高いです。
セーブ数は16個とフツーですが、エンディング回想モードもありますので、それはとくに少なくはないで
しょう。
ただ1つ不満なのは、タイトルに戻るとメーカーロゴまで戻ってしまうところでしょうか? 5秒くらい
の間なんですけど、少しばかり面倒です。
- なんかいい場面、キャラとか・・・
- キャラ的には、メルンがいいです。・・・まあメインキャラと呼べるのが彼女だけなのですが。
よってこのゲームは、彼女のこと嫌いだと難しいかも・・・(好きでなくても嫌いでなければいい)。
でも1度好きになってしまえば、その生活は実に快適です。なにげない日常のやりとりに幸せを感じ、
なんとなく癒やされます。・・・色々な意味で。
あと、これが最重要。スバリ、テキストです。ノベル的に見ていい文章だとかそういった意味でてはなくて、
読んでいて心地の良い、私好みのテキストです。フツーじゃないどこか偏った考え方の主人公にして、この
テキスト。実に良いです。
戻る