書き・1999/9/29
アルバムの中の微笑み
シナリオ キャラ 音楽 システム、操作性 それ以外のなにか
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85
60
75
20

音楽/MIDI 音声/あり 修正ファイル/あり
 ストーリー、ゲーム性とか・・・
時は大正時代。ヨーロッパで暮らしていた主人公は、絵画教室の講師を務めるためにメイドと共に日本へと 帰ってくる。しかし、居候させて貰うことになっているその家の娘さんとの婚約話を、本人達の知らない間に親同士が 進めてしまっていたりしてた。もちろん、主人公もその相手も反対したのですが、「1年間過ごしてみて その時に答えを」みたいなことになり、そこから色々あるわけです。
多少は「なぜに?」と思うようなことはあるのですが、なんともフツーなストーリー。

全体の世界観などは・・・まあまあいい感じです。ここでもやはり「なぜに?」と思ってしまうような 事があったりはしますが、まあ気になるほどではないです。・・・が、なんか中途半端な感じがしてみたり。
しかし雰囲気はなんとなくいいですので、馴染められれば快適かもです。

テキストは、これまたフツーです。主人公の性格がフツーなのでそれはしかたありませんが、その性格を 無視してでも、やるときにはやって欲しい気もします。

それから、一応はキャラ別の攻略が可能なのですが、キャラによってはシナリオかなり短いです。これは ストーリー展開にもよるものなのでしょうけど、いくらなんでも差がありすぎ。
・・・しかしまあ、霞的にはいい感じですので、それは問題ないでしょう。

 曲とか・・・
ズバリ、MIDIです。
ですので、曲自体のことについてはあまり語れないです。ただ、悪くはないし、ピアノ系の曲もありそこそこ に良いです。
しかし、1つだけ言えるのは、曲の使い方があまり上手くない、と言うことです。1曲、切な系のがある のですが、切な系の場面になるとほぼ確実にその曲がかかります。まあだいたいは雰囲気にあっているのです が、「この場面にはとりあえずこの曲を流しとけ」というような感じを受けてしまうのです。曲の切り替わる タイミングもバッチリとはいえず、なんだか微妙です。

キャラの声については、とくに問題はないです。しっとりと合っているし、不自然な喋りでもないです。

 システム、操作性とか・・・
けっこう快適です。
「選択肢が出るとカーソルがそこに移動して、進めると元の位置に戻る」という機能があるのですが、これは けっこう便利です。・・・というか、フツーは付いているべき機能なのですが、付けていないゲームが多い 中ででのことですので、よけいに便利に思えてきます。もちろん、その機能を使うか使わないかの設定も ありますので、その辺は抜かりないですね。
その他の設定などもゲーム中に変更できて、まあまあいい感じです。
1部、機能していない機能があったりもしますが、それを気にしてはいけません。

そして、特筆すべきはCGモード。アルバム風(某ときメモのような)なCGモードで、1枚ずつにキャラの 語りがあります。クリア後の感動(?)を残しつつも見てみるのもいいですし、少し経ってから見てみるのも またいい感じかもです。

 なんかいい場面、キャラとか・・・
ズバリ、メイドの霞です。このゲームにとって重要なのは霞なのです。霞が微笑めば心が和み、霞が悲しめば 心が痛む。霞と過ごせることが幸せで、それこそが大切な時。霞の一挙一動、その全てが良いのです。
「ご主人様の幸せが自分の幸せ」という、たしかにそれは、狙い過ぎなキャラではあるかもしれません。けど、 いいものはいいのです。
あぁ、霞はいーなーっ。


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