書き・2001/4/14
さよならを教えて
シナリオ |
キャラ |
音楽 |
システム、操作性 |
それ以外のなにか |
55 |
70 |
70 |
70 |
60 |
音楽/wavファイル 音声/あり 修正ファイル/未使用
プレイ日記(ネタバレあり)
- ストーリー、ゲーム性とか・・・
- 女子校にて教育実習中の男、人見広介(名前変更可)が主人公。
この設定だけ聞くと『今どきのギャルゲー』という雰囲気ですが、それはとんでもない。全然違います。
校内で場所をえらんで移動し、そこで女の子と出会って会話が進むというゲーム進行なのですが、これま
たこれだけを聞くと『今どきの恋愛ゲー』という雰囲気ですが、それはとんでもない。全然、いやまったく
違います。
何が違うのか。
まず目的が違う。このゲームの主人公は、べつに女の子とラブラブになりたいわけではない。
では何が目的なのかというと・・・それはまた難しい問なのですが、しいて言えば『来週を迎えること』
でしょうか。
はっきりしない目的で、でもとてもいい雰囲気の夕焼けな校内で、物語は進んでゆきます。
例を出して言いますと、『夕焼け(タクティクス)』よりは変ですが『終ノ空(ケロQ)』よりは
フツーです。
- 曲とか・・・
- 曲は、ゲームの雰囲気にバッチシあってますね。
格好いい曲です。特別に感動的でもないような感じですが、格好良くはあります。
それでいて慣れてくるとしっとり感動できるという、なかなか良い曲です。
曲数は14。少なくなく多くもなくです。
- システム、操作性とか・・・
- 音声と効果音の音量が別々に調整できるのが良いです。
ゲーム中には右クリックでメニューを出せて、そこからセーブやロード、早送りなどができます。早送りは
未読で止まりますが、問答無用で早送りする『Ctrlキー』も使えます。巻き戻しはありません。
CG、音楽モード、エッチシーン回想はあります。
これといって不便ではありません。
選択肢の場面でセーブが出来ないというのはありますが、このゲームでは選択肢がそれほど重要でないよう
なので大丈夫です。
- なんかいい場面、キャラとか・・・
- くねっている少女、上野こよりが良いです。
ですが、図書館の少女、目黒御幸さんも実はとても良いです。
『俺のこと、好きか?』
『好きですよ』
『ほんとに?』
『こんなことで嘘をついたって仕方ありませんよ』
『あ・・・ああ。でもお前と一緒にいると時々不安になるんだよな・・・』
『それは残念ですね。私のことが信じられないのですか?』
『あー・・・そうじゃないんだけどさ』
『あなたが私のことをどう思っていようと、私はあなたのことが好きです。それじゃいけませんか?』
ということに・・・このゲームがフツーの恋愛ゲーならなっていそうな雰囲気です。
基本的なものの考え方も、御幸さんはいい味出してます。
けど彼女自身のシナリオでよりも、他のキャラで進んでいるときの彼女の方がいいかもです。
そしてこのゲームには伝えたいことがあるようです。
それをスッと理解できればそこそこに楽しめると思います。
ただ全体としてみた場合にちょっとわかりづらく、その辺りが筆者は少し不満でした。
- 3/20(火)
- 『フツーの恋愛ゲー』ではないこのゲーム。はじめます。
主人公は女子校の教育実習生。
そして夢を見ています。
夢。
天使さんが怪物に犯されてます。
とんでもない夢です。
ちなみに『天使さん』といってもシルミルとは全く違うものです。
雰囲気が良い。
曲が格好いい。感動的ではないが、格好いい。こういう感じの曲は久しぶりである。
まあとにかく進めます。
基本的には、場所を選んで校内を移動し進めてゆくゲームのようです。
ただし、昼間がありません。移動できるのは夕方のみです。よって、CGもすべて夕焼け調(?)。ここ
ら辺りの雰囲気が良いです。
んー・・・っと・・・まだ少ししか進めていないのでそれほど語ることがありません。
とりあえず主要キャラ全員には会ったようです。
これからですね。
保健室のポスターはちょっとヒット。(笑)
日替わり?
- 3/21(水)
- フツーじゃないこのゲーム。目的がわからないので困る。
これはまあ1度クリアすればスッキリするのでしょうけど、初回プレイだとこういうところが困る。
選択肢にも平然と『殺す』なんて出てくるし、目的がわからない以上、どういう進め方をしたらいいのか
わからない。
しかしわからないが故におもしろさもある。
まあ・・・とりあえず自分を信じて進めましょうか。
そして徐々におかしい。
これはアレだ。『終ノ空』での卓司視点、一歩手前というような・・・。
そこにある現実が夢なのか、妄想なのか。怪物が自分で天使は睦月で・・・だから私にどうしろと。
今ひとつはっきりしない世界を進んでゆく。
不安定だ。
そうだ。やはり1度はクリアしてみないと・・・。
このゲームは・・・最後にどうなるかがとても重要だと思いますね。
っていうわけで10日目まで進めました。意外に長いです。
ちなみに、望美の出した心理テストは見事クリアしたようです。
うん。そういうちょっとずれた考え方なら任せてくれ。(謎)
- 3/22(木)
- 来ない『来週』。
繰り返される日常。
そして崩れてゆく日常・・・。
たぶん今日でクリア。いきます。
はじめる前から薄々は気がついていたのですけど、このゲームもやっぱりキャラ別の攻略が可能っぽい
ですね。
・・・・・。
まあいい。とにかく進めます。
私の読解力がないせいなのかどうなのか、あいからず意味のわからないままに時は進んでゆく。
・・・
・・・・・・
で、昨日やめたところから45分ほどでクリア。実はそれほど長くもなかったらしい。
とにかく意味がよくわからないのだが、そのオチにはさすがの私もビックリだ。予想できたと言っちゃ
予想できたのですけど、まさかこんな終わり方だとは・・・。
どーもスッキリしません。
やっぱ何度かクリアしないといけないみたいですね。
ちなみに、実は『○○○ー○』の意味をよくわかっていなかったりしました。
ただ後から調べて大体はわかりましたけど、それでもやっぱりどーもスッキリしません。
- 3/23(金)
- どうやらキャラ別の攻略が可能なようなので・・・今回は望美でいゆきます。屋上の少女です。
汁々な睦月にちょっとエッチぃ気持ちになってしまったりもしつつとにかく進めます。
自殺。私はそれに反対している人間なのですけど、前向きな自殺ってのなら確かにいいのかもしれない。
悩みやイジメなんかによる自殺ではなくて、もっと別の、ちゃんとした意味のある自殺です。
・・・・・。
いやいや、べつによくはありませんけど、けど少しは救われるでしょう。
『誰かを悪者にしたい』という人間の心理からすると『お前のせいで・・・』と思える『イジメなどに
よる自殺』は好都合なのかもしれませんが、でも私的には、どうせするのなら『意味を持った前向きな自殺』
をしていただきたいものです。
・・・・・。
・・・・・。
しかしこのゲームって日記が書きづらいな。
一応はここまでネタバレ無しでやってきましたけど、ネタバレ話を盛り込んだところで特に話が長引き
そうにもないのですが・・・。
で、クリアしたわけなのですけど、最後の結末が1回目のときのほとんど同じなんですよね。
私、ちゃんとクリアできているのでしょうか・・・。
1回目のときから思っていたのですけど、もしかしたら進め方間違っているのかもしれません。
あー・・・どうしたもんだろ。
- 3/24(土)
- 新作なのでということでここまでネタバレ無しでやってきましたが、それにも限界がありますので
ここでひとつ深い話を・・・。とも思ったのですけど、そうは言ってもやっぱり語りようがないという。
今回はまひるでクリアしました。中庭の少女です。
このゲームは難しい。
伝えたいことがあるようだが、それをうまく受け取ることができない。
ただおなじ『難しかった』ゲームの『夕焼け』よりは、私にしてみるといくらかわかりやすいかもしれ
ません。まあその辺りは人それぞれですが。
もうこのゲームって、とにかく全クリしないとその真の意味が読みとれないのかもしれません。
- 3/31(土)
- 今回はこより。弓道場の少女です。体のくねらせ具合がそそられます。
わりとボソボソと喋る主人公は、『自分に自身がないから・・・』というようなことを言っていた。
うむ。そりゃあまったくその通りだ。なにせ私もそうである。きっとそういうことなのだ。
こればっかりはどうにもなりませんね。自分でも直そうとは思っているのですけど、こういうことってそう
簡単に直るものでもありませんし・・・難しいですよ。
『人形が好きなのは自分が好きだから』というような言葉を誰かが言っているのを耳にした。
ほほぅ、それもなんだかそんな気がするような、しないような・・・。
私はティナさん(等身大メイドさんドール)が欲しいわけですけど、そのティナってのは、私が手に入れ
たら私の理想になるわけで・・・つまり自分自身を映し出す鏡だと。
ん? なんか違うかな・・・?
これまた難しい・・・。
で、クリアです。
今回をわりと面白かったかも。
・・・・・。
弓矢がザクザク刺さってゆくこよりにちょっとドキドキしてしまった私は危ないのでしょうか?
- 4/7(土)
- 今回は御幸。図書館の少女です。
消えたい。でもそれは、自分が好きなやつなんかにはからない気持ちだ。
と、そんなようなことを主人公は言っていた。
けど私は思うのだけど、それは違うでしょう。その度合いはわかりませんが、主人公はさぞかし自分が嫌い
なのだと思います。でもほんとう、それは違う。
私は自分が好きです。でも『消えたい』と思うことだってある。もちろんその度合いは別として。
けっきょく消えていないわけですけど、それは主人公だって同じ。
つまり、『自分が好きなやつなんかにはからない気持ちだ』と『自分が嫌いなやつは思っている』という
ことは確かでしょうけど、実際に『自分が好きなやつなんかにはからない気持ち』だというわけではないと、
そのことを私は強く訴えたい。
まあそんなこんなでクリア。CGも全て埋まっていますし(フツーにクリアすれば埋まるようです)、
これで全クリです。
んー・・・嫌な難しさではないのですけど、でも難しいです。
わかる人には初回クリアからわかってしまうようですけど、私にはどうも・・・。
全体としてはそこそこに好きです。
ただどうもはっきりしないところがあるので、その辺りがマイナスです・・・。
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