書き・2000/2/26
White Angel
シナリオ キャラ 音楽 システム、操作性 それ以外のなにか
65
80
75
70
50

音楽/CD 音声/なし 修正ファイル/あり
 ストーリー、ゲーム性とか・・・
季節は冬。主人公の斉藤真樹(名前は変更可)が1匹の子猫を拾うところから物語は始まる。
そして主人公は過去の記憶が曖昧になっており、なにか引っかかる設定である。朝には幼なじみが起こしに 来てくれたり、そして遅刻しそうになって走って登校したり・・・ほんとになんだか引っかかる設定である。 しかも、ゲームスタート日が11月の末だったり・・・。
そんなわけですが・・・まあ進みはフツーであり、フツーに学校に通いつつも色々とシナリオが進んでゆく わけです。

さてこのゲーム、そんな引っかかりを気にしなければかなり面白いです。メインキャラは6人で、それぞれ のシナリオがそれぞれに面白いです。私、もしもMOON.やONEをプレイする以前にこのゲームと出会って いたのなら、「おおーっ! これ面白れー!!」と感動していたことでしょう。
しかし実際はプレイしてしまっていますので・・・これは微妙。
文章はなにげに読みづらかったりするのですが(私の感性から微妙にずれている)、言おうとしていることは わかるし嫌いではない文章で、まあ良い方です。

主人公の過去については「なんじゃそりゃーっ!!(スパコーン)」と突っ込みを入れたくなってしまう ような・・・しまわないような。ちょっと無理があったかなぁ、みたいな。

 曲とか・・・
良いです。曲数も多く、場面場面にしっとりと馴染んでいます。音楽の知識がほとんどない私はあまり 多く語れないのですが、単純に感動します。
目安としては、1つ超絶にお気に入りの曲があったならONEや雫に追いつけていたかも、というところ。

 システム、操作性とか・・・
これは仕様なのでしょうけど、選択肢の所でセーブできないのは痛いですね。これって、ユーザーに 快適なプレイ環境を提供しようと思うのなら絶対に間違った判断だと思うのですが・・・。
ゲーム中のメニューは、右クリック1回で文字が消えて2回目で出現するタイプです。とくに不便ではなく、 まあまあフツーに進められます。
全体としてフツーなのですが、ただCGモードがなにげに使いにくいような気も・・・。

そしてこのゲーム。ゲームCDのCGや曲を使ってオリジナルのシナリオが制作できる機能が備わっている のです。その制作したデータはネット上でもやり取りできて、それはまた色々と世界が広がりそうです。 ただ、メモ帳から作れるとはいっても、パソコン初心者には少し難しい機能かもしれません(私も使いこなせて いませんし)。
ネットでは・・・本編のシナリオより感動できるものが登場するかも?

 なんかいい場面、キャラとか・・・
キャラ的には・・・ひかり先輩が良いです。テーマ曲もなぜか超絶に合っており、ほわっとした感じが なんとも良いです。
それから可奈のお姉さん。久々に滅爆ったキャラに出会えたものだよ。ほんと、あんたは凄いよ・・・。

良い場面・・・というのはこのゲーム、それぞれのキャラになにかしら違った良さがあります。とくに感動系 というわけでもないのですが、「おお・・・これはこれで良いな」と思えてきます。
実はメインキャラのうちの2人は色々とあって主人公と一緒に暮らすことになるのですが、その生活もなかなか よく、その生活の終わり際なかなか切なくて・・・まあ良いです。


戻る