MINMES
子ネタ集

1日目

 サブタイトル
 PRELUDE TO THE CRUELNESS

 適性と適正
 1日目のクラス分けの時、郁未は『適性検査』と言っていたのに対し、由依は『適正検査』と 言っていた。この場合はもちろん『適性』が正解であり、由依のキャラクターが出ている。
 ちなみに『ただの誤植』と言う意見は却下である。

 やり飽きる晴香
 由依の持っていた携帯ゲームに対して晴香は『いいのよ、私だってやり飽きてるもの』と言っていた。 このゲームはアーケード版も出ているので、イメージ的にはゲーセンでやり込んでいた感じである。
 しかし、実はコンシューマーにも移植されていて嘗て良介のやっていたハードのソフトだという可能性も ・・・考えられないこともない。

 適性検査
 クラス分け。この時の郁未は妙に良い。プレイヤーは、この場面でなにかを感じ取る事ができたのなら きっとこの先も感動の連続である。

 識別番号
 郁未は『A−12』、由依は『B−73』、晴香は『C−219』。ここから『ClassA』の 希少性を単純計算すると、約25人に1人がClassAとなっている計算になる。そう考えると、なんだ かそれほど希少でもないような気がしてきてしまう。この際、Cに限っては1000単位でもよかったよう な気もする。

 刹那的
 『いい時はいいし、悪いときは悪い。悪かった時は、そのとき腹をくくればいい』、というのは、少年 が同居人にはそう言うことにしている言葉。少年自身の主義ではないようだが、それでも、なにかをやろう とするときにはけっこう勇気づけられる言葉でもある。


2日目

 サブタイトル
 SUFFER FATE WORSE THAN DEATH

 昼食
 オムライス。

 夕食
 炒め物。郁未はこれを『味濃くない?』と言い、葉子さんはそれに対して『いいえ』と言っているが、 実際は濃いいのだと思える。葉子さんは長い間この施設の食事をとってきたわけだから、その味付けに慣れ てしまっているのだという可能性が高い。

 「…なにか欲しいの、あった?」
 MINMES内での未夜子さんのセリフ。扉をあけて母に会い、最初は『お母さん』と呼んでいた 郁未ですが、そのセリフの後からはずっと『あかあさん』となる。その瞬間に、郁未は帰ってしまった のでしょう。

 「正午に食堂で昼食。そして午後からはELPODの訓練」
 MINMES担当員のセリフ。ELPODのあとは夕食である。プレイ中にだと意外に短く感じる MINMESとELPODですけど、実はけっこう長いようだ。昼食と夕食の間隔から考えると少なくとも 2時間は掛かっているはずである。『がこん…がこん…』の後の『………』。あれが長いのだというような 気がする。

 「ClassAは、私とあなたの二人だけです」
 郁未と始めて会ったときの葉子さんのセリフ。このセリフから、今回ClassAに配属されたのは 1人だけだったと葉子さんは知っていたものと考えられる。葉子さんの性格から考えると空き部屋をわざわ ざ確認などしないでしょうし、どうやって知り得たかは謎なところ。

 「端的に言うのは難しいよ」
 『…あなた、何者なのよ?』という郁未のセリフに対しての少年の言葉。
 そりゃ難しいわな。

 「うんっ!」
 隠し通路の場所を教えてもらえることになった時の郁未のセリフ。なんだか、この時の郁未って本当 にうれしそうな感じだったような気がする。ちょっと微笑ましいかも。

 「それはきっと照明のせいね」
 再会を果たした後の、郁未の『…晴香、顔色悪いよ』というセリフに対しての晴香の言葉。もちろん 照明のせいだけではない。しかし、とっさにそう言い返した晴香は少しスゴイ。

 今、通廊に出るのはやめておこう…。
 郁未がそう思っているのだから出るべきではない。ここで出てしまった人は邪道である。後にも何度 かそういう場面があるが、その時も同じ。

 「なんだい、そりゃあ」
 少年と一緒の部屋で眠ることになった郁未が『ドキドキして寝つけなくならないの?』と言うのだが、 そのセリフに対しての少年の言葉。まったく鈍感な少年だが、しかしこのキャラクターは良くできていると 思う。もしも少年が郁未の期待通り(?)の男だったら、MOON.というゲームはこれほど感動できな かったでしょう。


3日目

 サブタイトル
 TERRIBLE SIGHT

 昼食
 エビフライのタルタルソースがけ。
 そしてエビフライといって葉子さんを思い出すのは葉子さん属性です。郁未を思い出して少し切なげに なるのは郁未属性です。ここではわかりませんが、数日後にわかるようになります。

 夕食
 スパゲティのミートソース。

 「野心家だね」
 というのは、郁未の荷物を漁った少年の言葉。これに対して郁未は『合っている』というが、それは、 その他の生年月日に対してなのか『野心家だね』という言葉に大してなのかは謎。
 ただ、仮に『野心家』に対して『合っている』と言っていたのだろしたら、少年はどこから『野心家』と 言うのを持ち出したのだろう。血液や星座診断の本を郁未が持っていたとは考えにくいので、そうなると 少年がそういう知識を持っていたことになりそうだが・・・。

 「なにが不可視よっ! おもいっきし調べた形跡が残ってるじゃないっ!!」
 というのは、自分の素性を暴かれた後の郁未の言葉。
 少年が郁未のことをわかったのは、不可視の力でもなんでもなくただ郁未の荷物から探ったことでした。  けど当然、少年はわざと調べた跡を残しておいたのでしょう。・・・いやたぶん。

 「そんなの速攻でバレるわよっ!」
 というのは、荷物を漁られていたのを発見した後の郁未の言葉。
 『速攻』とは・・・郁未も意外に今どきの娘である。

 「これでお終いなの?」「…そうよ。お終い。」「だめぇっ! もう一回やるっ!」
 MINMES内での郁未と母の会話。金魚すくいに失敗したときの会話です。
 聞きようによってはエッチっぽい。

 由依のMINMES
 ゲーム進行上、この日は由依のMINMESも見ることとなる。
 そしてここではBGMに『おかあさん』がかかりますが、それはバグです。もしくはなにかの手違いです。 (ウソ)
 うーん。どうしても、由依のMINMESにこの曲は使ってほしくないのですが・・・。

 由依のMINMES・その2
 由依は何故か記憶がある。
 しかもやたら説明口調だ。

 ELPOD
 ドッペル郁未の登場。ステキです。今回は『ランニング中に・・・』というもの。
 中学生の郁未がランニング中に・・・うあぁ。
 考えようによっては萌ゆる。 

 液晶画面にはGAMEOVERの文字
 由依の持っていた携帯ゲーム機。その画面、実は液晶でした。
 この時代に液晶の携帯ゲーム機って・・・高価かも?

 由依、陵辱
 『名倉由衣 16歳』・・・というのは通常版のマニュアル参照。
 ・・・・・。
 ・・・・・。
 あまり深くは語るまい。

 「もう、幼児体型でも貧乳でも何でもいいですからぁ! 許してくださいっ!」
 やられ中の由依のセリフ。
 ここの『貧乳』という単語は、1日目の3人のやり取りからきているものと考えられる。
 思いようによってはこのセリフだけで少し切ない。

 由依はいつでも携帯を所持
 それはそう、例え鍛錬や呼び出しをされたときでも。
 ・・・・・。
 普段は部屋に置いておけばいいのに。
 (施設内で携帯が使えることについての突っ込みは控えておきましょう)

 電話の声
 由依の携帯の相手。
 『由依! 今どこにいるの!?』・・・と。
 その後の会話からも、由依が入信したことを、知っていたのか知らなかったのかは判断が難しい。
 トラック内での電話の相手と同一人物なのかも謎。

 姉の姿
 やられ中の由依。以下、本編よりそのまま引用。
   顎が外れそうなくらいの衝撃と、咽の奥にモノの
   先端が突き刺さる苦しみ。
   そして、下腹部に走る鋭い痛み。
   由依(…お姉ちゃん)
   再び遠のく意識の中で、頭をよぎったのは、大好
   きな姉の姿だった。
 はい。この辺り、1度クリアしているとなかなか切ないです。
 その気持ちを理解することはできないでしょう。けどほんの少しでも・・・この場面では由依の気持ちに なってお姉さんの姿を想像してあげたいです。
 姉の結末。そこまでの流れ。その辺りのこともなぜか思い出されて切ないはず。

 由依を発見。そのとき郁未と晴香は
 以下、本編よりそのまま引用。
   その部屋の中央に彼女はいた。
   ぴくりとも動かず床に座り込む姿は、一瞬母の死
   をオーバーラップさせた。
   郁未「…何…これ…」
   掠れた声だった。
   郁未「どういうこと…?」
   晴香「見たままよ」
   晴香が近くに散らばっていた衣服を拾い集め、由
   依に差し出す。
 このときの晴香は、郁未に対してちょっと冷たい気もする。
 郁未の気持ちを考えると(脳裏によぎる母の死)、そんな気になります。
 この時点で、晴香は『郁未はこの部屋の存在を知らない』と思っており、さらにそのことをプレイヤーは 知っています。
 そういう状況から考えると、晴香の気持ちもわからないではないがそれにしても郁未への対応が素っ気ない ような気もする。

 郁未の強さ
 陵辱されてまでも目的を忘れない由依。
 そんな由依を見て郁未は『私にあるだろうか…。それだけの強さが…。』、と。
 それは・・・もちろんある。
 ・・・あります。


4日目

 サブタイトル
 SEEKER

 昼食
 謎。
 脱出経路の探索をしていたため。

 夕食
 玉子丼。
 ・・・玉子丼? 親子丼とかではなく?

 『さ、帰ろう。私が帰りたい場所へ。』
 MINMESより。MOON.名シーンの中のひとつ。
 この日より、ほぼ毎日、これを見ることができます。
 さすがに10日目を過ぎるくらいには慣れますが、それでもかなり心に届くいい響きです。

 MINMES
 伝統の動物(?)、ナマケモノの登場。ナマケモノといえばMOON.。郁未。
 そのうえで余裕があれば観鈴です。

 『今までも、そしてこれからもずっと。』
 由依のMINMESより。
 違うゲームででもなにかよく聞くような気がするこの言葉。
 郁未ではなくて由依のものだということが意外ですが、でも良い響きではあります。

 「なんて憎い奴…」
 というのは、由依MINMESの友里さんのセリフ。
 一見すると由依が切なげですが、1度クリアしている場合、友里さんの気持ちになって読んでみると そっちのほうがなかなか切ない。

 信者たち
 『自分の意志を持つことを放棄した人間。人生に絶望して生きることさえも忘れた人間。』・・・ というのは、C棟の食堂の様子。
 テレビ番組での信者勧誘も行っているこの宗団。
 そのテレビ番組とはいったいどんな内容だったのか、気になるところ(レンガの壁を砕いたり?)。
 例外はあるにしろ、どんな勧誘を行えばそんな人間ばかりが集まるのか。
 そしてそんな人間たちにあの修練が本当に役に立つのか・・・。

 「もう逃げたくても逃げられないのよ、私は」
 というのは、晴香と初対面した際の友里さんの言葉。
 ずっしり重いです。

 …あなたの痴態を最初から最後まだ覗いていた別の男の子…
 ELPODより。
 くっ。なんかこいつムカツク(個人的感情)。


5日目

 サブタイトル
 SHE SAID,”YOU MURDERER!”

 昼食
 謎。
 由依と共にC棟の食堂へ行っていたため。
 ちなみにそのC棟の食堂ででもメニューがなんだったのかは語られず。
 しかしおそらく、Classごとにメニューは違っているものと思わせれますが。

 …いくみ、今日の運動会はどうだった?
 MINMES。未夜子さんのセリフより。
 いきなり切ない。
 小学校の運動会といえば、親も来てくれて昼休みには一緒に昼食を食すもの。(一般的イメージ)
 それがいきなりこのセリフ。
 ・・・切ない。

 だからみんな清水さんがすごいって言うの!
 MINMES。郁未のセリフより。
 またしても切ない。
 誰かに認められたいという郁未の気持ちがひしひしと伝わってくる。
 そして思う。そんな郁未を幸せにしたい。(いきなりですが)

 由依のMINMES
 やはり『おかあさん』。
 ・・・それなりには雰囲気が出るものの、1度クリアしてからの再プレイだと違和感でまくりである。
 このあたりの製作者の意図はいまだ理解できず。
 後半、郁未のMINMES以外ででも何度か使われますが、それはすばらしいのですけど・・・。

 カッターナイフ
 由依のMINMESより。
 誰しも騙される瞬間。
 その後、『そっちかいっ』と実感。 

 由依の記憶
 地下通路で郁未と対面した由依が語る過去。
 一見すると由依が切ない。しかしその実態は、友里のMINMESであっても違和感ない内容である。
 この記憶は友里が見ると切なすぎます。
 父のセリフ、『発案者はおまえなんだからな、友里』もその切なさを助長。

 「あの子のためにもいい思うのよ」
 由依が襲われた後の、父と言い合う母のセリフ。
 微妙に中華な雰囲気が・・・。

 「それがおまえの本心か…」
 由依が襲われた後の、母と言い合う父のセリフ。
 最悪である。
 それまでの話の内容などすべてすっ飛ばし、揚げ足を取ったかのような勢いで母を攻め立てます。
 この状況(娘が襲われた)で何が本心かだなんてだれにもわかりません。
 この父もいい父ではあるが、このときばかりはなにかを忘れているような気もする。

 母のフォローとして、帰宅した由依の異変に最初に気がついたのは母である。

 「…来たわね」
 C棟の食堂で郁未と由依と出会ったときの晴香のセリフ。
 なぜだかはぁはぁと肩で息をしていました。
 さすが晴香さん。

 友里
 C棟の食堂で由依と対面した友里。
 以下、本編よりそのまま引用。

  由依「お姉ちゃん……あたし、思い出したの」
  友里「……」
  友里が足を止める。
  由依「…あたしがあんなことになって…」
  由依「それで、家族が気まずくなって…」
  由依「…でも、もう大丈夫だから…」
  由依「あたし、もう過去を引きずったりしないから」
  由依「だから、一緒に帰ろ」
  由依「叔母さんのところで昔みたいに明るく暮らそ」
  友里「……」
  一瞬の沈黙。

 はい。この『一瞬の沈黙』にどれだけ友里の思いがこめられている事か。
 友里の気持ちを思えば思うほど切なさがこみ上げてくる。
 これもやはり2度目以降のプレイになってくると感じることが出来ます。

 ・・・切ない。

 激しい剣幕に、食堂の視線が一カ所に集まる
 友里と由依のやり取りから。
 こんなC棟の人々でも、信者同士の揉め事にも多少は興味があるらしい。


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