走る! 魔法少女たち2
 この屋敷に勤める使用人たちの朝は、起床後すぐのオナニーから始まる。
 ただしこれは、総人数100数人の中の男の使用人のみである。
 これはべつにオナニー自体が目的なのではなく、その結果の精液、それを
集めることが彼らの朝1番の仕事なのだ。
 集められる精液は、1日平均300ミリリットル。
 それを、メイド服姿の女の使用人がこの屋敷の主(あるじ)の元へと運んでゆく。

 コンコン
 「お嬢様。失礼します」
 「おお、来たか。さ、早くこっちへ」
 主の部屋へとやってきたメイドは、精液の注がれたガラス製のコップを片手に
 自分を呼んだ主のもとへやってきた。
 主の名は美紗緒。
 ただ、実際にはこの屋敷の主などではなく、別の世界から地球にやってきた
魔法少女・・・見習い、だったりする。
 「うむ。今日かなりたくさん出ただな」
 美紗緒は言いながらメイドから精液のコップを受けとる。
 受け取ったコップから、出したての精液の暖かさが美紗緒の手に伝わってくる。
 「ではいただく」
 美紗緒はゆっくりとコップを口元に近づけ、最初の一口を飲み込む。
 ごくり
 口の中いっぱいに精液を含んで一気に飲み込む。
 「はぁぁ。この朝の精液は腹に染み渡るな」
 一度口を離し、それから残りを飲み込む。
 ごくり
 ごくり…
 横に立つメイドにも聞こえるほどの嚥下音を鳴らしながら精液を飲み込んでゆく。
 所々に混じるゼリーのような精液を喉で感じながら…食道に張り付き流れてゆく
精液を感じながら…胃に落ちて溜まってゆく精液を感じながら…美紗緒は精液を
嚥下する。
 味の事を言ってしまえば、けっして美味しいわけではない。
 それどころか、思いつきで始めたこの朝の一杯は最初、何度も吐き出しそうに
なった。
 しかしそれも、こう毎日毎日、続けていれば味にも慣れてくる。
 ごきゅっ
 ごくん
 …ごっくん
 最初の一口から30秒ほどで、もうすでに残りの精液はあと一口分ほどになっていた。
 「な。お前も飲むか?」
 美紗緒は精液のコップをメイドに突き出した。
 するとメイドはサッと顔を背け、
 「い、いえ…私は」
 と言って俯いてしまった。
 「ふふ…。冗談だ」
 美紗緒は突き出したコップを自分の元に戻し、軽く左右に振って底に残った
精液を回してみる。
 よく見ると黄色いくグミのような固まりも混ざっていた。
 「では最後の一口をいただくとするか…」
 その残りの精液をゆっくりと口内に流し込んでゆく。
 「んー………」
 それから目を閉じて、精液を味わうように舌で口全体に広げていく。
 さっき見た固まりも感じられた。
 それを舌で転がし、感触、味を確認する。
 そして…。
 こくん
 「んっ…ふぅ…」
 飲み込んだ。

 美紗緒の、地球上で魔力を保ち続ける為に必要な人間の精液はこうして
得られている。
 この生活の始まりは今から半年前。
 道端で倒れていた老人を気まぐれで救ったことからこの屋敷に
招かれ、そこで初めて魔法を使ったのである。
 『今日から私がこの屋敷の主よ』、と。
 その日までに溜めてきた魔力はすべて使ってしまったものの、それからの
日々は順調だった。
 老人の趣味だったのか、メイド服姿の女の使用人が数十人いたのだが、
そのほとんどは解雇し、代わりに100人近くの男の使用人を雇った。
 その男たちに毎日、精液を出させ、それを飲み続けることで、屋敷全体への
催眠の継続と、魔力の維持、蓄積をしてゆく。
 これまでに美紗緒が体内に吸収した何十リットルの精液は、他のどの
魔法少女達が摂取した精液よりもおそらく多いだろう。
 多いだろうし多くなっていくはずである。
 今日も明日も、精液を飲み続けて行くのだから。

戻る